The Great Voyage Times -3ページ目

Notos ++ コペンハーゲンの紛争が泥沼化

[Notos 8日 Ubiq] 3日から始まったイングランド-ポルトガル間のコペンハーゲン を巡る紛争が泥沼化の様相を呈している。本日までに数度にわたり同盟の変動が確認され、また現状の発展度の上限である55000を超え減衰域に達してもなお発展を続けるという異常事態だ。



 当初、ポルトガルによるコペンハーゲン襲撃は新港開港前の陽動作戦かと思われていた。しかし以前から北海の宝石需要に目をつけていたポルトガルは強硬な攻勢を続けており、またここのところ北海への他国の介入を許し続けていたイングランドも一歩も引かない覚悟だ。


 現時点で双方の商会連合の動きは確認されていないが、イングランドはこの戦いの影響かベルゲンハンブルグ も失っており、今後の動向が注目される。

Notos ++ マスリパタムの講和が成立

[Notos 8日 Ubiq] 開港以来4日に渡って激戦が繰り広げられていたマスリパタム において、イスパニア-ヴェネツィア両紡績商の間で講和条約が結ばれた模様。これは「ヴェネツィアはマスリパタムに対し32-33%の影響度を確保する」というもので、他の個人投資家に強制するものではないとのこと。


 インドの紡績都市としてはディヴ が有名だが、同都市はイングランドの支配がほぼ確立していた。マスリパタムカルカッタ生糸 を産出することから第二のディヴ として有望視されていたが、イングランドはインドでの紡績利益独占を目指し早々にカルカッタ を占拠。残されたマスリパタム では、めぼしい紡績都市を持たないイスパニアと、インドに拠点を求めていたヴェネツィアが激しく争っていた。

Zephyros ++ 新港攻防戦速報

[Zephyros 6日 一英国記者] 新港の攻防戦は概ね予想通りに推移したとされるが、一部での新国家の健闘、及びイングランドによる大規模投資が注目されている。以下、8月6日現在における国別の推移である。

・イスパニア
 カリブ新港を特に混乱もなく確保。インド拠点としてはコチン を保持したが、カリブ新港への投資を抑えることで余力は十分。今後の動向が注目される。

・ポルトガル
 生糸産出港マスリパタム を制し、モンバサ も確保。一方で中継港であるタマタブ はネーデルランドとの抗争で取りこぼした。先にモザンビーク 攻防戦で消耗したこともあり、余力は未知数。

・イングランド
 ほぼ独力でセイロン を発展3万に持ち上げ、圧倒的シェアを確保。カルカッタ でも投資戦を制し、現在は良港とされる2港を確保した「勝ち組」とされる。反面、他国による警戒感が増しており、今後の状況によっては複数国による投資攻撃を受ける可能性もある。

・フランス
 インドにおいて新港ポンディシェリ を確保したことは、各国関係者にとって大きな驚きであり、フランスの国力を満天下に示したと言えよう。今後はポンディシェリ を確保しつつ国内の発展を志向するものと思われる。

・ネーデルランド
 領土重視の投資計画を推進する一方、インドとの中継港であるタマタブ を確保。今後はタマタブ を拠点に遠洋に進出するのか、それとも近隣の北海へ向かうのかという点が注目される。

・ヴェネツィア
 各国が新港で凌ぎを削る中、東地中海でカンディア を占領。現在はそれ以上の領土拡張は不透明だが、東地中海の動向に大きな影響力を持つことになるのは間違いない。

 新国家の影響は大方の予想よりも小さく、主要な新港は既存国がしのぎを削る展開となった。今後しばらく新国家諸国は国内投資を充実させる方向性のようで、投資戦の中心が既存国であることに当面の変化はない。
 今後の新港の動向で鍵を握るのは、国力を温存したイスパニアである。この国がどの国と手を握り、どこを攻めるのかによってインド新港はその状況を大きく変じるだろう。日曜の7日を挟んでまた状況が大きく動くとも言われており、まだまだ新港を巡る攻防は先行き不透明である。

Notos ++ イングランド-ネーデルランド同盟なるか

 ハンブルグ は豊富な鉱物資源を背景に世界の大砲の50%以上を生産すると云われる一大軍需都市である。イングランドはハンブルグを押さえることによって軍事立国としての立場を強化していたが、新興国であるネーデルランドが海外進出をするにあたり、同都市に白羽の矢を立てるのは地理的条件などから鑑みて予め予想されていた。


 当初の予想通り、8.3を境にネーデルランドはハンブルグに投資を開始。これに対しイングランド商会連合は外交顧問を派遣し、現地のネーデルランド個人投資家との間で以下の仮協定が結ばれた模様。


  • ネーデルランドのハンブルグに対する影響度は、35%±5%以内とする。
  • ハンブルグに対する第3国の投資は、イングランド商会連合とネーデル投資組み共同で排除する

 協定は連合に属さない個人投資家に武力等で強制するものではないとのこと。現時点ではこの協定の影響か、ネーデルランド影響度は35%で安定している。


 未だネーデルランド内に連合機関が存在しないこともあり個人投資家間での個別協定という形ではあるが、イングランド商会連合はネーデルランドとの同盟の道を探っている。ネーデルランドはイスパニアからの独立に際してイングランドの支援を受け、またイングランド側も内部抗争にネーデルランド艦隊の援助を受けるなど、これまでも親密な同盟関係が続いていた。ネーデルランド商会連合(仮)は8.7に第一回総会を開く予定であり、この結果次第では北海は長期に渡って安定した海域となるかもしれない。

8.3新港開港状況

1 ボンディシェリ 3663
2 セイロン 3512
3 マスリパタム 3450
4 カルカッタ 3180
5 コチン 2449
6 ハバナ 2353
7 タマタブ 2230
8 サンティアゴ 2117
9 モンバサ 1835
10 カンディア 1009

 8.3にカリブ海方面、黒海方面、東部アフリカおよび東インド方面の港が一斉に開港された。これにより様々な新しい交易品が流通し始めると共に、大規模な資金の動きが発生している。ここで各都市の投資、交易品の情報を調査する大商戦管理組合 より、都市情報について同組合に寄せられた問い合わせ数の統計が得られた。


 やはり関心は宝石や香辛料が産出するとされていた東インド方面に集中している。一方、新大陸への橋渡しとなるカリブ海方面については、イスパニアの有利が確定的だったこともあってか比較的関心は低く、またオスマントルコの勢力下にある黒海方面についても問い合わせはほとんどなかった。


 従来から解放されていたカンディアについての問い合わせが多かったのは、3ワールドすべてでヴェネツィアが大規模な投資を行っているという情報からだろう。新港とともに、新たに植民地事業に乗り出した3国の情報についても、本紙は逐次報告を行っていく。

第五回大海戦:イングランドの攻撃

  7/15~7/17にかけて、イングランドの一斉攻撃が行われた。大方の予想を覆すイングランド大敗という結果に、各国で波紋が沸き上がっている。

    Euros:対ポルトガル(ジェノヴァ)
  • 1日目  英 138 vs 197 葡 MVP 52
  • 2日目  英 178 vs 216 葡 MVP 60
  • 3日目  英 210 vs 185 葡 MVP 39
  • 結果  英 526 vs 598 葡 46%:54% (3%変動)

    Zephyros:対ポルトガル(サンジョルジュ)
  • 1日目  英 065 vs 100 葡 MVP 23
  • 2日目  英 031 vs 067 葡 MVP 16
  • 3日目  英 056 vs 073 葡 MVP
  • 結果  英 152 vs 240 葡 39%:61% (11%変動)
  • ポルトガルはカリカットにおける大敗とアンコナにおける守勢での敗北によって大きく力を失っており、開戦前はイングランド有利という予測が大勢を占めていた。そうした楽観論、更には先日の投資戦で巨額の資金を投下したのにもかかわらず奪えなかったことへの雪辱から、イングランドは軍事的には大きな冒険となるサンジョルジュ遠征を行う決定を下した。一方ポルトガルとしては、サンジョルジュはゴアと並ぶ主要港であり、アビジャンを失った現在では金交易という主要交易を守る最後の砦である。
  • 緒戦よりポルトガルは一致団結し背水の陣で大海戦に臨み、幾度にも渡る大海戦の経験を生かして防御側の優位を保った。これに対しイングランドは遠征の不利が計画に十分織り込まれていなかったらしく、一日目で敗北すると、以後は嵐という不利な天候条件も相まって最後まで劣勢を覆せなかった。今回の海戦は大海戦における遠征の難しさを浮き彫りにするとともに、蓄積された大海戦経験が戦果に十分反映されることを示したものと言える。(報告:一英国記者/中の人編)

    Notos:対イスパニア(アテネ)
  • 1日目  英 106 vs 110 西 MVP 30
  • 2日目  英 134 vs 101 西 MVP 26
  • 3日目  英 105 vs 161 西 MVP
  • 結果  英 345 vs 372 西 48%:52% (1%変動)
  • アテネ~ラスパルマス間に布陣したイングランド軍に対し、イスパニア軍は精鋭をナポリ~シラクサ間に展開。補給路の分断を図る作戦に出た。これが功を奏し、僅差でイングランドに勝利した。

第五回大海戦(7/15~7/17) 攻撃対象公募開始

 イングランドのサセックス伯爵は6日、国際的影響力の強化に向けて他国支配下にある都市の攻略に乗り出すことを発表した。対象都市については予め選定された都市の中から、イングランド国民の公募にて決定される。公募期間は6日から13日。王宮内サセックス伯まで(十分な正装度もしくは爵位が必要)。


 対象都市全てがポルトガル同盟。紡績都市であるホルムズを押す声も強いが、立地条件が良く海事が盛んなジェノヴァが有力か。


  サンジョルジュはダイヤを産出するが卸売り価格が高く、それ以外の都市も交易品の魅力に乏しい。インド洋、カリブ海方面に向かう分岐点であり、私掠海賊の拠点として重要なカーボヴェルデが対象となるか。


 サントメはサンゴ、真珠を産する。しかしかねてからイングランド冒険家を対象とした私掠海賊が横行するアテネの安全を確保するため、同国はアテネに度々投資戦を仕掛けている。今回も冒険家を中心としてアテネを押す声が大きい。

六月度経済成長率

 六月度の経済成長率が各国より発表された。これによるとEurosイスパニアが初の二桁割れを記録する他、全サーバにおいて成長率の減少が続いている。主に先日発表されたヴェネツィア・ネーデルランド・フランス三国による亡命受付解禁予定、また各首都などの経済が停滞状況にあることが原因と見られている。


▼六月度経済成長率(括弧内は五月度実績)

    ■Euros
  • イスパニア 9.57% (31.08%)
  • イングランド 14.33% (29.50%)
  • ポルトガル 16.27% (27.04%)
  • 全体 13.04% (27.15%)

    ■Zephyros

  • イスパニア 15.57% (32.66%)
  • イングランド 15.91%% (34.00%)
  • ポルトガル 16.04% (31.81%)
  • 全体 13.91% (30.81%)

    ■Notos

  • イスパニア 14.96% (29.66%)
  • イングランド 10.82% (33.23%)
  • ポルトガル 26.25% (19.12%)
  • 全体 14.00% (28.18%)
■経済成長率
総勢力情報 を元にした各国の経済的成長率を示す指標。
経済成長率=(先月末の総勢力-先々月末の総勢力)÷先月末の総勢力×100

新交易路の開拓

 先日、ポルトガルの指導者ブラガンサ公爵から驚くべき発表がなされた。ポルトガルがカルカッタを初めとするインド東岸都市の攻略に成功し、現地有力者との間で開港条約を結んだとの報である。
 条約内容の詳細に関しては現在のところわからず、どのような交易品を流通させるかについても不明であるが、更なる富を求めるポルトガル商人達はこの発表に湧き立っている様だ。


 一方、対抗するイスパニアは、時を同じくしてハバナを初めとする西インド諸島各港を整備し、交易港化する計画を発表。発見後間もない未開地であるため、どの程度の商品が流通可能であるかは現状未知数だが、ポルトガル・イングランドの攻勢に悩まされるイスパニアにとっては朗報である。


報告:[Euros]イスパニア商人A/編集:中の人)

Notos ++ ポルトガル・イスパニアの大反攻

 Notosにおけるイングランドは、ポルトガルが保持していた西アフリカの都市を北海の豊富な工業力を背景に次々と攻略、ダイヤの膨大な利益を手中にした。ポルトガルはほぼ全ての都市で対英、対西防衛戦を余儀なくされ、国力を消耗。最小勢力だったイスパニアは新開発のマスケット銃とカリブの豊富な資源で地道に国力増強に努めている状況であり、とても大国イングランドと正面戦を挑む力はない。当面はイングランドの一強状態が続くかと思われていた。


 しかしこの状況に、僅かだが変化が表れ始めた。これまでポルトガルは国内の意見が集約されず、対英戦線を張るにしても散発的な行動しか取れない状況が続いていた。だが、ほぼ全ての主要な港をイングランドに押さえられたことにより、逆に攻性投資の集約化が図れる状況になりつつある。またここにきてイスパニアとの同盟を探る動きも出てきており、勢力図が大きく変わる兆しがある。


 ポルトガルは6/4深夜、コペンハーゲン、オスロといった北海の港に攻勢をかけた。ポルトガルは以前から北海に安定した勢力を確保する運動を続けており、今回の攻勢もその一環であるという見方もあったが、北海を絶対防衛圏と位置付けるイングランドは即座に対応し、防衛に成功。しかし、これはイングランドの防衛資金を削るための陽動作戦だった。


 翌日、西アフリカのルアンダにポルトガルの大船団が現れた。港前は即座にポルトガル軍により封鎖され、一斉に攻勢をかける。これに呼応してイスパニアも南アフリカのカリビブに侵攻し、イングランドは2国を同時に相手する事となった。イングランドも即座に防衛に回るが、首都ロンドンから遠く離れたアフリカ西南部であること、そして先日のピサ・アテネ攻撃、前日の北海防衛と連戦を重ねていた為に疲弊著しく、遂にルアンダとカリビブは陥落した。


 この戦いによりイングランドは良質なダイヤ産出港を2つ失い、その損害は計り知れない。更にポルトガル・イスパニア両国の結束はまだ暫く続くと予想され、イングランド一極優位の地位は揺らぐ事となった。


 しかもこの状況は、イングランド内での意見の分裂も生んでいる模様。確かにダイヤ交易は莫大な富を生み出すが、交易品は宝石だけではない。先日、英国内エディンバラにおいて、高級織物「フランネル」の大量生産の目処が立ったという報が流された。これに伴い織物商組合はエディンバラへの積極的投資を表明、エディンバラ~ジェノヴァ・ピサにおける織物交易ルートを立ち上げる計画を立案した。そのためダイヤ港防衛のための資金拠出にも応じず、それが今回の敗戦に繋がったという見方も出ている。


 織物交易を優先させるか、ダイヤ交易を優先させるか。盤石かに思われていた国内での意見の相違が表面化、またポルトガルとイスパニアの協調により、イングランドはこれまでにない危機に見舞われている。


報告:[Notos]ねこのひと/イング紡績商なひと/編集:中の人)