海岸で思わぬ拾い物 | The Great Voyage Times

海岸で思わぬ拾い物

【シドニー24日】オーストラリア南部の海岸で、地元住民の夫婦がクジラが吐き出したとみられる奇妙な塊を拾って家に持ち帰ったところ、これが香水の原料として珍重される竜涎香(アンバーグリース)と判明。地元ABC放送によると、塊の重さは14.75キロもあり、29万5000ドル(約3393万円)相当の価値があるという。


 竜涎香は、マッコウクジラの消化器官内で生成されるもので、1グラム当たりの価格は20米ドル。固くて消化し切れなかったエサの塊とともにクジラが吐き出し、海岸に漂着したとみられる。

 これを拾った幸運の主は漁業を営むレオン・ライトさん夫婦。自宅近くのストリーキー湾の海岸で夫婦は奇妙な塊を発見。いったんは海岸に放置して帰宅したが、2週間後に同じ場所にいったところ、塊が残っていたため家に持ち帰ったという。


http://www.ocn.ne.jp/news/data/20060124/a060124062738.x1c4ek8n.html